ウルトラマントリガー第8話-『増殖する侵略』感想ブログ
こんにちは! yahiko です。
早速今回もウルトラマントリガー最新話の感想ブログを書いていこうと思います!
今回も前回に引き続き ウルトラマンZ とのコラボ回でしたね。
それに今回の敵は約27年ぶりにシリーズに登場する "あの生命体" でしたね('◇')
(まあ、公式から事前情報も出てるので、隠す必要もないですけどね💦
はい、パワードダダです)
冒頭の演出
27年前を彷彿とさせる演出
今回は冒頭から、日常が崩壊していくホラーテイスト強めな演出がでした。
今回の元ネタというか、27年前のパワードダダ初登場回も ”得体のしれない何か" に人が襲われるっていう、なかなか怖かったですよね。
僕も小学校低学年の頃に初めて観たんですが、人がパソコンの画面からダダに浸食されていくシーンがトラウマだった記憶があります。
近い将来普及するかも
そして冒頭のシーンに登場する人達の中に、メガネ型ウェアラブル端末を使ってる人もいましたね。
スマホやタブレットの次の形として進化が期待されているウェアラブル端末ですが、何かとこの先一般的に普及する技術を早くから物語に登場させている円谷プロなので、本当にこのシーンみたいに当たり前に使われる日が来るかもしれませんねー。
実際、50年以上も前に『ウルトラセブン』にてウルトラ警備隊使っている通信端末「ビデオシーバー」は、今のアップルウォッチそのものですもんね。
ウルトラマン当事者同士のトークが新鮮
前回出会って意気投合したケンゴとハルキの2人。今回はそんな2人のウルトラマン当事者あるあるトークが、今までのシリーズにない新鮮なシーンだなって思いました。
ウルトラマン同士の共演はもはや定番となっていますが、”ウルトラマンに変身してる時ってこうだよね” って言う部分が語られることって、ありそうで無かったんだなって思いました。
そういう話を堂々とやってるシーンが描けたのも、アキトがケンゴ=トリガーなのを既に知ってる設定が活かされてるのかなって思いました。
2人の対比が面白いシーン
物語中盤での、ナースデッセイ号の機能がパワードダダに奪われて、マルゥルが状況説明と奪還を試みてるシーンが個人的に好きでした。
この時にヒマリ隊員もマルゥルの側にいてパネルを操作してるんですが、ほぼ喋りません。
(スーツだから)表情は全く変わらないのにめっちゃ喋るマルゥルと、顔出しのヒマリ隊員が全く喋らないって言う対比が面白いなって思いました。
それにヒマリ隊員は言葉は発しないし明らかに焦ってる顔にもならないんですが、冷静ながらもどうにか対処しようとしてる表情が絶妙で、さすがプロの役者さんだなって思いました。
アキトとヒマリ隊員ゲーマー説
ナースデッセイ号を奪還したのはアキトが作成したウイルス除去プログラムですが、それがファミコンのゼビウスやゼビウス感があって、こう来たか!って思っちゃいました笑
で、そのプログラムを使ってヒマリ隊員がパワードダダを駆除するわけですが、上記のプログラムの仕様や操作デバイスがゲームコントローラーなのも相まって、もはやゲームしてるだけにしか見えませんw
ヒマリ隊員も例のごとくテンション爆上げだし、コントローラーをガチャ押しや「こんなの無理ゲー」って言う辺りも、地球を守る防衛チーム隊員というよりただのゲーマーでしたね(^▽^;)
よって、アキトとヒマリ隊員はゲーマー説を推したいと思います!!
余談ですが、ゲームで基地に侵入したウイルスを除去するっていう展開は、『ウルトラマンガイア』のミーモス登場回を思い出しますね~。
この話でもエリアルベースのコンピューターを占拠した、”クリシスゴースト” をアッコがジョイスティック式のコントローラーで駆除していましたよね。
この時にアッコが元・ゲーセン荒らしだったことが判明します😲
やや物足りなさのある戦闘シーン...
もっとパワードダダが観たかった!
四半世紀以上ぶりのパワードダダ登場で、戦闘シーンもすごい楽しみ!だったんですが.....
今回はちょっと微妙に感じちゃいました。
もちろん前回同様、ミニチュアセットの破壊など特撮技術をふんだんに活用した演出や、ロボット・セパレート・タンクの3モードへと次々変形するキングジョーSCとの連続バトルは見応えがあってとても面白かったです!!
その反面、9割キングジョーSCとの戦闘でせっかく再登場したパワードダダとの闘いがあっさりし過ぎていた気がします。
まぁそもそもパワードダダが派手に動くキャラじゃないし、パワードの時も比較的地味な感じの戦闘シーンだったから、それだけでは画的に持たないと判断しての事なのかなとも思います。
パワード当時をオマージュした瞬間移動や車を念力でぶつける攻撃もあって、全く戦闘が無かったわけじゃありません。
だけどもっと瞬間移動で翻弄したり、ニュートロン光線で攻撃したりするシーンがあっても良かったし、パワード当時はやらなかったBタイプ・Cタイプの顔でウルトラマンと闘うシーンがあっても良かったと思います。
変身バングのデメリット
そしてもう1つ微妙だったのが、ゼットの全フォーム変身です。
今回ゼットはアルファエッジ・ベータスマッシュ・ガンマフューチャー・デルタライズクローという、オリジナル以外の全フォームにチェンジしながら戦います。
このとき、毎回各フォームのガッツハイパーキーを装填して、
ゼット「ご唱和ください我の名を!ウルトラマンゼーット!」
ハルキ「ウルトラマン、ゼーット!」
の掛け合いをやって、変身バングも流れます・・・・・
これのせいで戦闘が間延びしちゃってる上に、戦闘シーンの時間が削られてるきがしてしまいました(ーー;)
多分、というかほぼ間違いなく各フォームのガッツハイパーキーの販促のためという大人の事情なんだと思いますが….
だとしても、”キーの起動スイッチを押してフォーム名の呼称させて、すぐグングンカットと登場時のフォーム名呼称" っていう演出でも良かったのかなって思います。
そうすればキーとフォーム名はしっかりテレビで流せる上に、時間も短くなったのかなと。。。
チャレンジングな今回のテーマ
改めて今回の大まかなあらずじは、電子生命体であるパワードダダの襲来によって、デジタル機器をはじめとするあらゆる社会機能が麻痺状態に陥る、というものです。
劇中ではスマホや上記のウェアラブル端末、おそらく自動運転と思われる車やドローンに影響が出ていました。
そしてマルゥル曰く、世界一のセキュリティで守られているナースデッセイ号も操舵や火器制御システムをパワードダダに奪われていましたね。
これらのシーンに含まれているメッセージとして、デジタル技術の危険な側面って言うのがあると思います。
イグニスも「みんなデジタルに頼りすぎてるからこんなことになるんだよ」って皮肉ってましたもんね。
でも今の時代にそれを描くってなかなかチャレンジングだなって思いました。
特に近頃は感染予防やスマート化の為にデジタルツールの普及があらゆる所で推進されてます。
でもそんな社会の風潮がある時に、敢えてそれに逆らうテーマを描くことも必要だと思います。どんなことに関してもある特定の考えや方向性があるとき、それとは反対のものが全く無かったり認められないのは、あまり良好な状態ではないと思うんです。
今回の場合だと、日々メディアでデジタルツールのメリットが多く取り上げられている状況で、それに孕む危険性やデメリットが描かれることは意義があるじゃないでしょうか。
会話の中のラーメンの重要さ
前回の最後のシーンでケンゴとハルキがラーメンを食べに行こうというセリフがありましたよね。
で、今回戦闘が終わって2人の場面でもまたラーメン食べに行こうって話してて、「あぁ、あの後ほんとにラーメン行っててそこでもウルトラマン同士でいろいろ語り合ったんだろうなぁ」って想像しちゃいました(´▽`)
ハルキと別れた後は何気なくアキトをラーメンに誘ってて、思わずOKしたときのケンゴのめっちゃ嬉しそうな反応が微笑ましかったです☺
僕も経験あるから分かるんですが、同年代の友達と行くラーメンってめっちゃ美味しいんですよねー。
ラーメンそのものもだけど、気の置けない友達と食べに行くっていう体験自体が楽しくてより美味しく感じるんだと思います。
ウルトラマンになった存在とか防衛チーム隊員っていう特殊な環境に身を置いてるけど、ケンゴ、ハルキは大学生くらい、アキトは高校生で年下だけど年齢が理由の距離は無いって考えると、10代・20代の若者の面がきっとあると思います。
そんな彼らが食事に行こうってなったときの ”ラーメン” って凄く現実味があるし、劇中では描かれない、ごくありふれた若者としての姿を感じさせてくれてる気がしました。
まとめ
後半はちょっと気難しい話になりましたが、まとめにしたいと思います。
今回はフォームチェンジの変身バングなどちょっとゼットの主張が強すぎだった気もしますが、パワードダダの再登場はもちろん、マルゥルとヒマリ隊員やケンゴ達のラーメンの会話などちょっとしたところに面白さを感じられた第8話でした!!
次回からはトリガーの物語の本筋が進行するようなので、来週も見逃せません
それでは!!