yahikoの特オタLog

人生の9割をウルトラマンシリーズと生きてきたオタクの、自由気まま日記です。ウルトラマンはもちろん、その他の特撮やアニメの感想だったり、コレクションしているソフビやおもちゃの紹介、それぞれにまつわる個人的な思い出などを書いていきます

ウルトラヒーローズ THE LIVE アクロバトルクロニクル 2015

 こんにちは! yahikoです!!

 今回は最近DVDで鑑賞した舞台作品の感想を書いてみます。

 

ヒーローショー×アクロバット 

 今回鑑賞したのは『ウルトラヒーローズ THE LIVE アクロバトルクロニクル 2015』です!

 この作品はウルトラマンのヒーローショーにアクロバットを掛け合わせた、これまでのショーとはひと味違ったコンセプトを持った舞台となっています。

 

 オリンピック等の国際大会でメダル獲得経験のある体操選手や、パルクールパフォーマーなどがキャストとして出演し、その身体能力と技を活かして舞台上でウルトラマン達と共闘するという点が特徴です。

 

 あらすじは、

人類はウルトラ戦士との協働により、着用者がウルトラマンの力を使用できるパワードスーツ「アクロバトルユニット」を開発。

新たに組織された「新ウルトラ警備隊」の入隊式に、着用者として選ばれた6人の隊員とユニットのパワーの元となるウルトラマン達とのシンクロが行われる。

しかし、3人のシンクロ中にベリアルによる妨害が入り、、、、、

 というものです。

 

DVDのジャケットはこんな感じです。

 

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ジャケット正面

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裏面

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ディスクと封入特典のステッカー

 

脚本に難あり?


 まず全体のとしての感想を一言でいうと、”イマイチ楽しめなかった” というのが正直な感想です(*_*;

 この作品を実際に劇場で鑑賞したとか、純粋に面白かったっていう方はすみませんm(_ _)m

 

 なぜ今作が面白くなかったのか考えた結果、一番は物語そのもの、脚本に問題があるのが原因だと思いました。

 物語の所々に本来の設定と合わない部分や、描写不足、意味のない展開があったんです。

 敬語は違うよね。。。

 例えば、序盤でタロウ、レオ、80、メビウス、ゼロの5人が話し合ってる場面があるんですが、何故かタロウが敬語を話していたんです。

 ウルトラマンシリーズに詳しい方ならお分かりだと思いますが、この5人のうちウルトラ警備隊の中で最も立場が上なのは、、、、はい、タロウですよね。

 だからこのメンバーでタロウが他の5人に対して敬語を使うのはおかしいんです。

 

 僕も最初は聞き間違いか、喋ってる人を認識し間違えたかと思ってすぐ戻して観直したんですが、やっぱりタロウでした。

 これの違和感を最初に感じてからは、もう最後までずっと引っかかってました💦

 描写不足

 また、中盤で光の国が謎のエネルギーに囲まれて孤立状態になります。

 この時光の国にはマンとセブン、がいるんですが、後半の最終決戦になると何事もなかったかのように別の場所で闘ってるギンガやゼロの応援に駆けつけてます。

 つまり、光の国がどうやって上記の状況を脱したかが、舞台上での描写どころか、セリフでの説明すら無いんです。

 

 テレビシリーズのある1つの話でこういうことがあって、その後の話の展開で「実はこうでした」っていう風に明かされたりするなら納得出来るし、そういう物語の構成もありだと思います。

 

 ただ、舞台って基本的に1回きりのものだと思うので、その公演だけで全て完結していてほしいなって思うんです。

 このアクロバトルクロニクルは2016年にも、続編として本作のその後を描いた公演が行われました。

 でもそれは結果論だし、2016年に補完したとしても2015年に観劇した人がまた観に来ているとは限らないですよね。

 だったら尚更その1回の物語だけで、描き切るべきだと思うんです。

 ティガ登場の必要性

 さらに違和感を覚えたのが、唐突にティガが登場したことです。

 

 ティガも一緒にアクロバトルユニットの開発に携わってきたという様なセリフは序盤に一言だけありましたが、それ以降はウルトラ兄弟やゼロとギンガ&ビクトリーだけで話が進みます。

 そして終盤に急にティガが登場するんですが、とても重要って役どころでもなかった印象でした。

 

 ウルトラ兄弟・ゼロとギンガ&ビクトリーは、無印の銀河及びギンガSで力を借りたりして関係性はあったので解ります。

 ただ、原則としてティガはM78世界のウルトラマン達とは別世界のウルトラマンで、サラッとウルトラ兄弟と絡むのはやっぱり不自然な気がします。

 

 そういう不自然な展開にしてまで登場させたティガなのに、見せ場は助っ人として登場したところくらいで、十分に活かせていなかった印象なのでわざわざ出す必要が無かったんじゃないかな??

 

結局どっちつかず

 これを言ったら身も蓋もないですが、アクロバトルスーツの演出は本当に必要だったのかなって思います💦

 言い換えるなら、ウルトラマンのショーでわざわざ2.5次元舞台的なことをやる必要があったんですかね。

 

 ウルトラマンのパワーを発揮できるユニットや、その着用者に体操選手やパルクールパフォーマーっていう実際に身体能力が高い人を起用するっていうのは、確かに面白い試みだったと思います。

 

 でも作中ではやっぱりそのユニットが活かされて無かったんですよね…..

 身体能力は上がるけどけど、ウルトラマンの力をそのまま使えるわけじゃなくて、光線も着用者の身体への負担を考慮して威力をかなり抑えている。

 アクロバトルスーツの隊員が活躍して敵を倒すってシーンが無いんです。。。

 

 それにウルトラマンスーツアクターさん達も体操やパルクールと同じではなくとも、プロの方々なのでアクションはバッチリこなせるんです。

 それも殺陣というか演技としてのアクションなので、戦闘シーンの動きやアクションに違和感がありません。

 それに比べたら、選手たちのアクロバットはただバク転したり捻りを加えて飛び降りたり、ブレイクダンスの技をやってるだけになっちゃってて、戦ってる動きじゃありませんでした。

 凄い動きや技をしてるんだけど、敵と嚙み合ってないって感じです(-_-;)

 

まとめ

 全体的に批判ばっかの感想になってしまったけど、ウルトラマン達の力を再現出来る装備って、メビウスメテオールみたいで面白いと思います。 

 もっと設定とか描写を細かく造り込めばシリーズ作の本編にも登場させられるんじゃないかと思いました。

 

 この翌年に上演された続編DVDも最近ゲットしたので、鑑賞したらまた感想かこうと思います!

 

 ではまた(・・)/~~~